Tree Stories of EUCALYPTUS

樹木医​​ 中村 雅俊さん

樹木医として数多くの樹木と向き合ってきた中村雅俊さんに、4種の樹木の「個性」「香り」「背景」をテーマに、話を伺いました。そんな中村さん自身のユーカリの思い出とはー「樹木医としてユーカリの高木に登ると、枝葉が揺れるたび青く清々しい香りが鼻腔を広げ、頭の中までスッキリしました。枝葉と幹が作る空間に身体を預け、樹木の清涼感を全身で感じました。」

個性 - Characteristic

ユーカリは、成長の早さが大きな特徴です。原産国において大形種では2、30年で高さ30〜70mに達し、伐採跡や山火事後など、まだ環境が整っていない場所にも先駆的に進出します。野生ならではの旺盛な成長力と、萌芽更新の速さを備えています。ただし、成長が早いため、木の内部は密度が柔らかく、その性質からオイルやチップとして利用されることが多い樹種です。

香り - Scent

ユーカリの清涼感のある香りは、鼻腔や呼吸を通して直接的に感じられるのが特徴です。抗菌作用や空気の清浄感もあり、空気が澄んだような清潔感を感じさせるため、リラックス効果につながるとされています。切った木を家に置くだけでも香りが持続するため、扱いやすい樹種でもあります。これは、葉に備わる精油腺から揮発成分を常に放出しており、日本の樹木には見られない珍しい特徴です。

背景 - Background

ユーカリはオーストラリア原産の常緑高木です。台風で倒れやすい環境でも短期間で再生し、繰り返し利用できることから、造林資源として日本に導入されました。日本のヒノキやスギに比べ、材や精油としての用途が幅広く、オイルや加工材としての需要も高いため、実際に山に植えられ、持続的な生産が増えてきています。

ひのきとユーカリ香る、
BAUMのスリーピングシリーズをぜひお試しください。

中村 雅俊さん

樹木医​

1981年東京都生まれ。都市にある景観に対し、樹木学の知識を取り入れた植栽活動を行うグリーン・マネージメントチーム「トシ・ランドスケープ」主宰。公園や施設の緑地管理からプランニング、数百年の長寿木の診断も行う樹木医も務める。人と街が緑でつながる、心地の良いライフスタイルを提案している。


関連する商品

あわせて読みたい記事