INTERVIEW 02都市で森林浴を体感——
ウィスキングで深まる「BAUM Sauna Ritual」の旅

ウィスキングマスター
ネバーニャさん(根畑陽一氏)
/ アキさん(吉野亜紀氏)

13のリチュアルで体感する、自然の循環

写真 左:ネバーニャさん (根畑陽一氏)/ 右:アキさん (吉野亜紀氏)

「BAUM Sauna Ritual」では、BAUMが大切にする「自然の循環」をテーマに、サウナのリラクゼーション効果をさらに高め、心身に深い安らぎを与える特別なリチュアルが施されました。

13の工程(Ritual)は自然のサイクルを感じられるように設計されており、それぞれのリチュアルに「RAIN」や「LAKE」、「TREE」といった自然の要素とストーリーが織り込まれ、参加者一人ひとりが自然との繋がりを感じることができる、癒しの時間となりました。

特にBAUMのスキンケアを体験するリチュアルでは、サウナ後の五感が研ぎ澄まされた状態で「クリアリング クレイマスク」を使うことで、その効果をより一層体感。サウナとスキンケアが融合した、新感覚のととのい体験となりました。

女性は2階フロア、男性は3階フロアでそれぞれ異なる13のリチュアルを体感。画像は女性フロアのリチュアルマップ。

心身を包み込むウィスキングで、深いリラクゼーション

それぞれのサウナ室では、ウィスキングマスターによる「ウィスキング」が行われました。ウィスキングとは、バルト地方やロシアに伝わる伝統的なサウナ文化。サウナ室の中で植物を束ねたウィスクを体に当てたり叩いたりして全身を温めることで、心身をリラックスさせる施術方法です。まるで森林の中に身を置き、体全体を包み込まれるかのような感覚を味わうことができます。

ネバーニャさん「皮膚は第二の脳と言われるだけあって、心身に大きな影響を与えます。ウィスキングを受けた方からは、『深く呼吸できた』『肌の状態が改善した』『子どもの頃を思い出した』『森の中にいる感覚になった』などの声をいただくことが多いですね。ウィスキングは、原始的な体験を呼び起こす作業でもあるんです。」

アキさん「ウィスキングは、自然と都会を結びつける役割があると思っています。都市の中でも、BAUMの香りに包まれながらウィスキングを受けることで、ここにしかない癒しの時間を過ごせる素晴らしい体験だと思います。」

男性フロアは、コンセプトの異なる3つのサウナと深さ約160cmの深水風呂が特徴。5番目のリチュアル「CAVE」では、ネイティブアメリカンのサウナ文化であるスウェットロッジを再現し、焚き火のような音やホワイトセージの香りを感じながら、ロウリュとウィスキングによる深いリラックス体験が提供されました。

ネバーニャさん「実際にネイティブアメリカンが使用しているホワイトセージのお香を焚きます。この煙には、心身を清めたり場を浄化する役割があります。香りによって気分をととのえ、さらにウィスキングを行うことで、サウナに没入できるのが魅力ですね。」

このように、一つひとつのリチュアルに儀式的な意味とストーリーを持たせることで、心身ともに深く“ととのう”ことができるのです。

五感で感じるサウナ体験とBAUMのスキンケア

女性フロアでは、「TREE」と「CAVE」の2つのサウナでリチュアルを体験。「TREE」では、今回のためだけに用意されたひのきの輪切りを活用した「ウォーリュ(ウォール+ロウリュ)」と「ロウリュ」が体験でき、木の温もりと香りに包まれる贅沢な時間を提供。また、サンショウと呼ばれる薬草を使ったスチームサウナの「CAVE」では、ウィスキングが行われました。

ネバーニャさん「頭寒足熱と言われるように、足を温めることによって血行が促進されるので、ウィスキングではしっかりと足を温めることを大切にしています。」

「RAIN」では、BAUMの「アロマティック スリーピングマスク」を顔に塗り、クールダウン。ユーカリの香りが心身をリフレッシュさせます。

最初の水風呂とクールダウンを終えた後は、通称“呼吸ルーム”と呼ばれる「FOREST LOUNGE」へ。タオルで全身を包み込み、ゆっくりと目を瞑ってシンギングボウルの音に耳を傾けながら瞑想的なリラックスタイムを。

女性フロアの水風呂は3回、それぞれ「LAKE」「RIVER」「WATER FALL」と異なる自然のテーマに沿った入り方が用意されており、温冷交代浴で交感神経と副交感神経の状態を行き来することで、自然の循環を感じるとともに自律神経がととのう時間となりました。

最後のステップは、BAUMの化粧液とスキンオイルの香りを感じながら肌をととのえる時間。パッケージには、家具製造の過程で出る端材を再利用したものを使用。肌だけでなく自然環境にもやさしい、温もりを感じるスキンケア。

アキさん「13のリチュアルは、一つひとつ決められた工程を、まるでスタンプラリーのようにクリアしていく楽しさがあります。体験中にストーリーを頭の中で思い描きながら進むことで自分なりの気づきを得られるのが、『BAUM Sauna Ritual』の素晴らしさだと思います。」

樹木を感じる癒しの時間を、自宅でも

アキさん「TOTOPAでサウナに入るだけで、デジタルデトックスができます。そして、13のリチュアルやBAUMの商品を通じて、都市にいながらも森林体験を味わえるのは、忙しい日々を送る人々にとって特別なひととき。穏やかな心でスキンケアアイテムを肌に浸透させる瞬間が、心身にとても良い効果をもたらしてくれます。TOTOPAでのサウナ体験はもちろんですが、自宅でBAUMを使いリフレッシュし、『また明日から頑張ろう』と思えるのは、都市に住んでいる醍醐味だと思います。」

“サウナ+水風呂+休憩=ととのう”とは一味違う、新感覚のととのい体験。自然との繋がりを感じる特別な時間は、日常の喧騒から離れ、心身がととのい、五感が研ぎ澄まされいく感覚をもたらします。そして、そんな状態でスキンケアを行うことで、より一層効果を実感できるのです。

「BAUM Sauna Ritual」は、
ご自宅でもお楽しみいただけます。
バスタイムやシャワーとともに
BAUMの商品を使うことで、
自然の香りに包まれながら、
特別な癒しの時間を体験できます。
ぜひご自宅でも、
新感覚の「ととのい体験」をお楽しみください。

ご自宅での取入れ方

ネバーニャ(根畑陽一)

石川県金沢市出身。元三井物産10年、ロシア在住歴4年。ロシアのサウナ、バーニャに魅せられて、本場のマスター達からウィスキングを習得。2021年3月、ロシア製テントバーニャTermaを輸入販売するバーニャジャパン株式会社を設立。2021年7月、モスクワで開催されたバーニャフェスのウィスキングロシア全国大会にて、日本人として初めてウィスキングを披露。日経新聞社主催のサウナイベントNIKKEI INNOVATIVE SAUNA、AUFGUSS FES、寺サウナなど全国各地のイベントでウィスキングを手がける。2022年3月、日本初のウィスキングスクールProgressを開講、開始3ヶ月で生徒数は30名を超える。ロシアのバーニャ文化・ウィスキングを日本に広めるために活動中。

アキ(吉野亜紀)

東京都江戸川区出身。短大卒業後、会計事務所を経てカプセルホテルの運営会社にて、総務や経理、開業準備の仕事を行う。鳥取県琴浦町に移住後、2023年9月から同町の地域おこし協力隊員になり、アウトドアで地域活性化を目指して活動中。